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 アクセント 
JP説明.png

 共通語アクセント 

日本語にはアクセントがあります。
単語の中で、どこを高く発音するか低く発音するかで意味が変わる「高低アクセント」です。「ピッチアクセント」とも言います。ピッチ(pitch)は声の高さのことです。

 アクセント核・アクセント型 

・日本語のアクセントは、「アクセント核(かく)」(ピッチの急な下降)がある場合と、アクセント核がない場合とに分かれます。そしてアクセント核がある場合は、どこにあるかで「型(かた)」が決まります。

・アクセント核が1拍めにあれば1型(いちがた)、2拍めにあれば2型(にがた)、3拍めにあれば3型(さんがた)…と呼びます。アクセント核がない場合は0型(ゼロがた)と呼びます。

・アクセント核のある拍はピッチが高く、その次の拍はピッチが低いです。

・原則として1拍めと2拍めの高さは違います。したがって、3拍語は、HLL(1型)、LHL(2型)、LHH(3型)、LHH(0型)のどれかで現れます。これ以外の型(LLHHHLHHHなど)が現れると、ネイティブは共通語Standard Japaneseではなく、日本のどこかのことばだと感じます。

・単語の最後にアクセント核が来る場合(2拍語の2型、3拍語の3型、4拍語の4型…)、単語のみではアクセント核のない0型と区別できません。助詞がつくと、アクセント核がある場合は助詞で低く、0型の場合は助詞も高く続くので区別できます。

【注意】のばす音「ー」、小さい「っ」、「ん」にはアクセント核が来ません。ai(あい、かい、がい、さい、ざい、たい、だい、ない、はい、ぱい、ばい、まい、らい)の i にもアクセント核が来ません。これらの音にアクセント核が来る場合は、一つ前の拍にアクセント核が移動します。

 

 

 次は、アクセント型の例です。

アクセント説明1.png

音声を聞いてアクセント核の位置を確かめましょう。

4拍語 たこ焼き、太陽、おにぎり、味噌汁、妹、妹が
3拍語 机、花火、おでん、頭、頭が
2拍語 鼻、なす、花、花が

日本語のアクセントで重要なのは、アクセント核があるかないか、あれば、どこにあるかです。ここからはアクセント核の位置のみを表示します。0型はアクセント核がなく、下がるところがないので何も表示がありませんが、1拍めと2拍めはピッチが違うのでアクセントはLHHになります。

では、アクセント核の位置を意識しながら、音声を聞いてみましょう。

アクセント核の位置がわかったら、音声をまねして発音してみてください。

アクセント説明2.png
0型 英語、着物、帽子、漫画
1型 家族、ケーキ、本屋、ご飯
2型 日本、八時、お寿司、高い
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