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アンカー 1
アンカー 1

 プロミネンス 

JP説明.png

文の中で特に強調したいところを強く高く発音すると相手にさらに伝わりやすくなります。強調したいところ、もっとも伝えたいところを強く高く発音して際立たせることを

「プロミネンス」と言います。

文の中でもっとも伝えたいところ、もっとも大切だと思うところにプロミネンスを置いて、(強く高く発音して)相手に伝わりやすい日本語を話しましょう。

どこにプロミネンスがあるか聞いてみましょう。

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赤字 にプロミネンスがあります。
音声をまねして発音してみましょう。
Q1 いつ東京に行きますか。
A1 あした東京に行きます。
Q2 あしたどこに行きますか。
A2 あした東京に行きます。
Q3 あした東京に本当に行きますか。
A3 あした東京に行きます。
上記のA1、A2、A3を聞き比べてみてください。
どこにプロミネンスがあるか聞いてみましょう。
プロミネンス説明2.png
赤字 にプロミネンスがあります。
音声をまねして発音してみましょう。
Q1 いつ京都に行きましたか。
A1 去年京都に行きました。
Q2 去年どこに行きましたか。
A2 去年京都に行きました。
上記のA1、A2を聞き比べてみてください。
次の例を見てください。
どこにプロミネンスがあるか聞いてみましょう。
上記のA1とA2を聞き比べてみてください。
プロミネンス説明3.png
赤字 にプロミネンスがあります。
音声をまねして発音してみましょう。
Q1 これはどんな飲み物ですか。
A1 それは辛い飲み物です。
Q2 これも辛い飲み物ですか。
A2 それは甘い飲み物です。
上記のA1、A2を聞き比べてみてください。

「辛い」と「甘い」はどちらもプロミネンスを受けていますが、アクセント核のある(2型)「辛い」のほうがアクセント核のない(0型)「甘い」よりも、さらに際立って聞こえます。発音するときも「辛い」のほうが言いやすいです。
逆に、アクセント核のない「甘い」にプロミネンスがある場合は、聞き取りも発音も難しいので、たくさん練習するようにしましょう。
次の例を見てください。
どこにプロミネンスがあるか聞いてみましょう。
プロミネンス説明4.png
赤字 にプロミネンスがあります。
音声をまねして発音してみましょう。
Q1 これは熱い飲み物ですか。
A1 それは冷たい飲み物です。
Q2 これも冷たい飲み物ですか。
A2 それは冷たい食べ物です。
上記のA1、A2を聞き比べてみてください。

A1の「冷たい」と「飲み物」は、「冷たい」のほうが「飲み物」より高く聞こえます。
A2の「冷たい」と「食べ物」は、「食べ物」のほうが「冷たい」より高く聞こえます。これはアクセントによる高さの違いではなく、プロミネンスによる高さの違いです。

プロミネンスがある単語は、単語全体が強く高く発音されますが、アクセントがある単語は、単語の中で高さが変わります。アクセントについてはメニューの「アクセント」を見てください。

その他

プロミネンスの位置により意味が変わることがあります。

「きれいじゃない」は否定文ですが、会話で「とてもきれいです」という肯定の意味で使われることがあります。

こちらの動画を見てみましょう。

つたえるはつおん.png
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